朝から家族と投票所へ行ってきました。外はもう暑いです。
岸田奈美さんの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を読みました。
NHKでドラマ化すると知り、これは原作となる本を読んでおかねばとすぐ注文、そしたらその後、文庫版が発行されると知りました。文庫版のほうは「かきたし」があるらしいです。
久しぶりに一気に読める一冊でした。実際は、寝る前に読んだので2日間かかったけど。
不思議なほど信じられないような出来事に遭遇している岸田奈美さん。あれだけ明るい(というのはTwitter等でしか知らないけど)のは本来のものもあるのだろうけど、泣いたりくじけそうになったりすることももちろんあって、でもそれを前向きに乗り越えてきたというのがよくわかった。
何でもうまくできそうな人というイメージでもあったのだけど、相当に努力もしているんだな。
私は感動物? 泣いちゃうドラマとか本が苦手なのだけど、奈美さんの本は、ああ、みんな愛しいなあと思える本であった。
カメラマンの幡野広志さんの「死ななければ、なんとかなっちゃうんだよ」という言葉を紹介されていたけど、ああ、そうかもと思える。なんとかなってきた、この10年。紹介されていた幡野さんの本も気になりつつ未読だったので読んでみよう。「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」
イラストは岸田奈美さん本人なのだけど、ノンブル(ページ番号)はダウン症の弟の良太さんが書いている。これがかわいい。ほぼ日手帳で岸田良太さんがカレンダーの数字を書かれているものがあったのだけど、あれ、やっぱりかわいい。楽天ブックスで買おうと思ったけど、あっという間に最後の1冊が売れてしまった……。
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